ポルシェ・356 B(Porsche 356 B/保时捷・356 B)は、1959~1963年まで製造された。
356バリエーションはクーペとカブリオレ、ロードスターの3種。ラインナップは1600(60PS)、1600S(75PS)、1600スーパー90(90PS)が追加された。
ボディは微妙に各部分が変更され、外装は356Aと互換性はない。前部ウインカー一体グリルは別になり、2連フィンに変更。側面下部のサイドモールが少し細くなった。バンパーが大型化されフロントにダクトが付いた。ライト位置とフロントフェンダー位置もあがり、前部の窓の角度も高くなり、三角窓が標準装備され前後の窓面積も広がった。カブリオレはリア窓上にファスナーを装備し開閉可能とした。ボンネット下部はさげられフード上のエンブレム付きメッキハンドルは幅広く厚く変更された。後部ナンバープレートランプはバンパーに取り付けられた。後部エンジンフードは大きくなりグリルも2個追加された。
ステアリングはVDM社製の黒い3本スポークになり、シフトレバーも太く短くなった。リアシートが左右独立で可倒するように変更。ラジアルタイヤがオプション装備可能となった(スーパー90は標準装備)。オプションで12V仕様に変更可能となっている。サスペンションは補正スプリングが注文装備(スーパー90は標準装備)。
1960年、1600GSカレラGTと1600GSカレラGTL(115PS)を追加。
1961年、2000GSカレラ2(130PS)を追加。社内呼称はT6シリーズとなった。ボンネット先端が角張った形状変更で幅も広がり右フェンダーにフューエル蓋が付いたので、給油の際にボンネットを開けずに済むようになった(左ハンドル車のみ)。ウインドウォッシャーのタンクがプラスチックバッグからプラスチック製ボトルへ変更。ボンネットトランク内を覆うABS樹脂製カバーが付き、ヒューズボックスも室内から移動してきた。室内ドアトリムは従来鉄板むきだしだったが、内装と同じ生地が付き、ルームミラーに防眩切り替え機能が付き、時計が標準装備となった。インパネ中央に外気切り替えレバーが付き注文装備のフレッシュエアーブロア装着車はブロア調節も兼用した。盗難防止にシフトレバーがRかNの位置から動かせないよう施錠できるシフトロック付き。ワイパーが可変式となり、電動ウォツシャーがオプション設定された。
バリエーションとしてカルマン・ハードトップが登場した。カルマン製カブリオレにハードトップを固定し脱着不能で、少数生産された。
ポルシェ356Bは31392台製造販売された。











